金融教育 2009 5 31
これからは、学校において、金融教育は必須です。
もし、金融や経済を知らないまま大人になってしまったら、
今秋、発足する消費者庁の常連客になってしまいます。
規制緩和で、何でも自由になった結果、
金融や経済、あるいは会計を知らないまま、社会に出ると、
まるでジャングルを丸腰のまま歩くようなものでしょう。
何しろ、次から次へと新手の金融商品が発売されていますから。
それに、経済環境も、あっという間に激変してしまいます。
(つい数年前まで世界同時好況、今は世界同時不況)
金融や経済、会計を知らない人=鴨が葱を背負っている。
金融の猛者から見れば、そういうふうに見えます。
本当は、金融教育してから、規制緩和、
あるいは、規制緩和と金融教育は、同時に進行させるべきだったのです。
もちろん、私は、前向きな発想をしています。
金融教育をした結果、今の子供たちの中から、
世界トップレベルの金融マンや金融ウーマンが出現すると確信しています。
書名 マンガで学ぶ 「経済」のことがよくわかる本
著者 「子どもと経済」研究会 メイツ出版
会計入門 2007 12 24
会計の入門書というと、
最近では、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」(光文社新書)が有名でしょう。
しかし、この本は、どちらかというと、
会計の入門書というよりも、会計的発想の入門書と言った方がよいでしょう。
人によっては、財務諸表(決算書)を勉強したいという方もいるでしょう。
財務諸表(決算書)の入門書、いや入門書では、まだ難しい。
入門の入門書がほしいという人もいるでしょう。
そこで、よい入門書があります。
書名 「会計」ってなに?
12歳からはじめる賢い大人になるためのビジネス・レッスン
著者 友岡 賛 税務経理協会
星の数ほどある入門書の中で、この本が最もわかりやすいと言えるでしょう。
字も大きく、行間も広く、絵も豊富で、図解もわかりやすく、
最後まで挫折することなく、会計を学べると思います。
また、この本は、親と子供で、一緒に会計を学べるように工夫された本です。
「お母さんと子供」、あるいは「お父さんと子供」で、
楽しみながら、会計を学べると思います。
本の帯(裏)には、このような注意書きがあります。
「使用上の注意
・対象年齢 12歳〜大人
・・・・・・・・・・・」
今は、幸せな時代だと思います。
私も若い頃、会計を学びました。
この時代は、わかりやすい入門書などという、
気の利いた本などありませんでした。
会計は、簿記から入門しました。
すぐに会計が嫌いになりました。
会計を簿記から勉強するということは、
富士山を一合目から登るようなものです。
一合目から登ったら、たいていの人が途中で挫折してしまいます。
普通、富士山は五合目から登るように、
会計も五合目から勉強してください。
普通の人は、五合目から山頂を目指してください。
そして、「一合目は、どうなっているのか」と、興味を持ったら、
簿記を勉強してください。